大仙の若葉

たのしいアフィブログ

ウィル・グレアムの人物像について

 トマス・ハリスというと、やはり「羊たちの沈黙」ということになるんだろうけど、ぼくは見たことがないんだ。女主人公ってのが嫌いだからね。だから「レッド・ドラゴン」の方に手を出したんだ。おどろいたのが、レクター博士の登場が、二十ページにも満たないということ。それでいながら、全編にレクター博士の影がちらついているような感じがある。レクター博士の魅力というのが、この一冊だけでも十二分に伝わったよ。るーすぼーいがG線の発売記念ファンブックだかなんだかに、好きな悪役に彼を挙げた理由が何となくわかったよ。でもぼくは、レクター博士よりも主人公であるウィル・グレアムの方に魅力を感じたんだ。

レッド・ドラゴン〔新訳版〕 上 (ハヤカワ文庫NV)

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批判ってむずかしいな!

 否定的な感想って、見るのも書くのもういい気分になるもんじゃないですからね。じゃあ、どうすれば、見るのも書くのも気持ちがいい批判を書けるかっていったら、茶化すことだと思うんですね。そもそもの話をすれば、はじめから書かなければいいだけなんですけど、いまいちおもしろいと思えなかった! て気持ちを抱えるのは、精神衛生がよくありませんからね。もやもやしますからね。ガス抜きしませんと。思ったことをあまりにもあけすけに書いたら、ただのオナニーですからね。ネットに晒すならなおさらです。だから茶化すんですよ。でも、茶化して笑える批判にするって相当のセンスが必要ですからね。ぼく、amazonレビューを読むのがけっこう好きなんですけど、おもしろいレビューってたいがい星1つとかなんですよね。なんでおもしろいのかといったら、やっぱり茶化してるんですよ。茶化してるのがなんでおもしろいかっていったら、やっぱりセンスがあるからですよ。センスないやつが茶化したら、批判と茶化しで二重に腹たちますからね。

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なかなかに期待はずれだった映画「ハートブルー」

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 なんか面白い映画ねえかな、と思い見つけた、「ハートブルー」だ。あらすじもいい感じに好みだ。淀川長治も絶賛したらしい。いやがおうにも期待が高まる。べつに淀川長治が好きというわけではないが。見てみた。びっくりした。この映画を面白く感じなかった自分にびっくりした。えぇ……って思った。面白くなかった! って感想って、読んでけっしていい気持ちになりませんからね。でもこのブログ、いろいろとほめてばっかりでうさんくさいから、ここらで反感のひとつでも買いたいと思ったのだ。はじめに言っておくと、バリバリで主観の、ここがなんか嫌だった~みたいな、ぶん殴りたくなるようなペランペランなことしか言わんから、気をつけてね。

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「インビジブル・ターゲット」がどれだけ娯楽映画として優れているかという話

 ニコラス・ツェーが日本に来ていたらしい。だからなんやねんという話ではあるが、これも何かの機会だ。何の機会やねんとも思うが、インビジブル・ターゲットの話をしよう。この映画はすごいぞ。娯楽映画の最骨頂と言ってもいい。見たことないやつは、こんなブログを見てないで、さっさとTSUTAYAに行け。近くにTSUTAYAがないというやつは、DVDを買え。アフィリンクを用意してやる。

インビジブル・ターゲット DTS コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

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「hulu」で見れる漢臭い映画11選

 まずは、「hulu おすすめ」といったワードでググってみてほしい。どうだい? 似たり寄ったりな作品ばかりだろう?。手当たり次第に万人向けを選んでみましたみたいな。だからぼくは全方位に媚びを売るのではなく、局地的に媚びを売ることにした。男臭いものが見たい人限定だ。過去にも似たような記事を書いているから、重複している作品は省くよ。

 

zyasuko.hatenadiary.jp

 

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ジャック・カーリィを読もうぜ

 二年の歳月を経て、新作の刊行がきまったジャック・カーリィ。2013年に発表された作品の邦訳がいまってどういうことやねんと地味に思いますが、訳書なんてのは大概そんなもんだと割り切るべきなのでしょう。カーリィだけの話でもありませんし。8作目を抜かして9作目が先っていうのもどういうことやねんと思いますが、6作目も抜かされていますし、海外のシリーズものの邦訳パターンなんてそんなもんです。

 というわけで、カーリィの作品を振り返りましょう。カーリィの作品は大概が高評価されていまして、いざ読書に臨んでみると期待値が高まりすぎたがゆえ「あれ?」と思うことも多くありません。ですので、これまたカーリィに限った話ではありませんが、読んだあとボロっクソに叩いてやるぐらいの気構えで読んだほうが楽しめます。それが創作物をもっとも楽しめる姿勢です。

 

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「人間とは何か」を読んで思ったこと

 こちらの本を読み終わりました。二年前に。「人間とは何か」。

 どういった本かというと、人間はみんな自己中という、斜に構えすぎて背中を向けてるレベルの考えを持った爺さんに、青年がだんだん毒されていく話です。

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